2017/02/20

目指す色が表現できるまで


通称「筒」:デニム生地を筒状に縫い合わせたもの。




洗い加工では、イメージ通りの色が表現できるまで
まずはこの筒を使って色出し試験を繰り返します。
また、加工によって生地がどのくらい縮むかを計測し
その縮率を把握したうえでサンプルを製作します。








未洗いのサンプル。
デニムは未洗いの状態で既に、生地それぞれの色味が異なります。
ここから洗い加工を施すことで別物のように変身します。
インディゴは色落ちするため、この時点ではちょっと擦るだけでも指が青く染まります。








洗い加工後。
職人の繊細な手作業によって部分漂白を繰り返します。
足の付け根や膝裏などの関節部分には「ヒゲ」、
お尻や太腿など摩擦の多い箇所には「スリ」とよばれる加工を施し、
何年も穿き古したかのような風合いを表現します。


2017/02/17

これなぁに?


今日は皆様にクイズです。
これは何をする機械でしょう?





手前はレトロな椅子です。
ここに座って、何かをします。




名前だけ先に言ってしまいます。
世界の品質を担うYKKさんの「アタッチングマシン」
この機械で行う作業はジーンズの耐久性を保つための重要な工程です。

使用する物はこれ
     ↓ ↓



もうわかりましたね(´∀`*)

そうです、こうして使います
  ↓ ↓


マーキングライトで狙った位置に正確に打ちます。

経年変化が味わいとなるまでに
「着る」「洗う」を幾度となく繰り返すデニム。
頑強な金属ボタンとリベットが
そんなデニム特有の魅力を支えています。